ハンドメイドインジャパンフェスで廃棄漁網由来の生地を活用したワークショップを実施(2024.1.14)

Alliance for the Blue(以下、AFB)は、2024年1月13〜14日、都内で開催された日本最大級のクリエイターの祭典「ハンドメイドインジャパンフェス2024冬」(以下、本展)にて、本展主催者でハンドメイド作品マーケットプレイスを展開する「株式会社クリーマ」(AFB協働企業:以下、同社)と協働し、廃棄漁網由来の生地を活用したワークショップ「Creema BLUE Project」を開催しました。

AFBと同社は、2023年7月からリサイクル生地を使って身近な小物を生み出すワークショップ(Creema BLUE Project)を各地で開催。今回も子供から大人まで多くの方に参加いただき、用意していた参加枠が全て埋まるほど盛況となりました。

楽しく作りながら海ゴミ問題を考える

今回は、厚紙で作った小物などに布を貼り付けるフランスの伝統工芸「カルトナージュ(Cartonnage)」のクリエイター・Katzenmusik (カッツェンムジーク)様を講師に招き、年齢に応じて難易度を変えたペンシルスタンド、エチケットケース、ハンドル付きバスケット、クリップボードを作っていただきました。小学生から60代以上と幅広い年代の約60人が参加し、制作作業の合間に生地の成り立ちや海洋プラスチック問題について説明すると「網からできた生地でこんなに素晴らしい物が作れるの」、「漁網には見えない」など驚きの声があがりました。生地の原料や背景に驚きながらも、みなさまが、それぞれこだわり抜いた作品の出来栄えにご満足いただいた様子でした。

また、会場では2023年に実施した、廃漁網由来の生地を活用したハンドメイド作品をクリエイターから募集する「廃漁網コンテスト」の入賞作品のバッグやクッションなども展示。ブースを立ち寄る方々から購入を求める問い合わせがあるなど、大変好評でした。
ワークショップの参加者や、来場者の多くがAFBの活動を紹介するコーナーにも関心を持っていただき、廃棄漁網の存在や海洋プラスチック汚染問題を身近に感じていただくきっかけをつくることができました。

海を身近に

ワークショップ後のアンケートにお答えいただいた55人のうち、95%とほとんどの方が海ごみ問題について「よく知っている」「なんとなく聞いたことがある」と回答。クリエイターさんやハンドメイド愛好家の方々ならではの視点で、生地の手触りや製造過程などに関心を寄せている場面もありました。リサイクル生地やアップサイクル商品を知ってもらい、身近に感じていただいた上で消費行動やアクションに繋がれば、海洋環境保全の取り組みがさらに進んでいきます。AFBでは引き続き、楽しいイベントの開催や、アップサイクル商品の企画、普及などを通じて、海洋プラスチック問題や海洋環境保全に関心を持っていただけるよう活動を続けてまいります。

※HandMaid In Japan Fes 2023
東京ビッグサイトで年に2回開催。全国から約3,000名のクリエイターが集結。例年、国内外から多くのクリエイターやファンの方々が駆けつけます。会場内には、ファッションアイテムやアート作品などが販売されるマーケット、ものづくりを体験できるクリエイターエリアなど、多様な催しが参加者を楽しませていました。

関連情報ページ
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