ハンドメイドインジャパンフェス2024に出展。廃漁網を活用したAFBの商品を展示し、活動を紹介

ALLIANCE FOR THE BLUE(以下、AFB)は、2024年7月20日(土)から 21日(日)の2日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された日本最大級のクリエイターの祭典「ハンドメイドインジャパンフェス2024」(以下、本展)に出展しました。

廃漁網や再生生地を活用したプロダクトに関心を抱く来場者の方々

ハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」を展開する、本展の主催者である「株式会社クリーマ」(以下、クリーマ)とは、2023年よりAFBの協働企業としてアライアンスを組んでいます。以降、多くの機会で協働し、Creemaのクリエイターによる作品コンテストやワークショップなどを開催してきました。このたびは同社の協力のもと、オリジナリティ溢れる作品を手がけるクリエイターとそのファンが集結する本展へ出展いたしました。今回は「モリトアパレル株式会社」(以下、モリトアパレル)と協働で、廃漁網を活用して製作された数々の生地を展示するとともに、多くの来場者にAFBの活動内容やその意義を紹介しました。

本展入口に展示された「Creema」の看板

廃漁網を活用した数々の生地を展示

「CREATOR’S NEW MARKET = クリエイターズ・ニューマーケット(創作者たちの新しい場所)」を語源に生まれたCreemaは、あらゆるジャンルのクリエイターと生活者が、ネットで直接作品を売買できるオンラインマーケットプレイスです。「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアで大規模な新しい経済圏を確立する」ことを目指してスタートしました。リアルでもバーチャルでも、クリエイター活動を応援するさまざまなサービスを展開することで、まだ見ぬ巨大なクリエイター経済圏の確立と、クラフトカルチャーの醸成に力を注いでいます。

約3000名の熱意あふれる出展者が集った祭典

本展は今年で11周年を迎えます。日本最大級のクリエイターの祭典として、大人から子どもまで、性別を問わず大勢の来場者で賑わうことで知られています。

2013年から開催される人気の大型イベント

会場内には、レザーの手工芸品をはじめアクセサリーやバッグなどのファッションアイテム、文具やインテリアに至るまで、全国各地から集まった約3000名のクリエイターによるブースが所狭しと並びました。

1日では回りきれないほど充実したコンテンツの展示がありました

それらのプロダクトが販売される「マーケット」だけでなく、ボタニカルアートや苔のテラリウム作りなどが体験できる70種の「ワークショップ」、お菓子やコーヒーなどを味わえる「手作りフード」も90店舗ありました。会場内の一角では著名な料理家によるトークショーやアーティストのライブパフォーマンスも開催されるなど、訪れた人が楽しめるコンテンツが盛りだくさんのイベントでした。

廃漁網を活用した多彩な生地や商品を紹介。

AFBのブースは会場内入口のそばに位置し、さまざまな来場者に関心を寄せていただきました。

AFBの出展ブースの様子

(写真左)廃漁網を展示 (写真右)モリトアパレルが製造した廃漁網由来の生地サンプルも展示

本展の来場者は環境問題に関心がある方が多く、海ゴミ問題の解決を目指すAFBのプロダクトに興味をもっていただける方も多数いらっしゃいました。廃漁網を活用し製造している旨をお伝えすると、「想像していなかった」「とてもクオリティが高い」と驚かれていました。説明後に改めてプロダクトを手にとってディテールを観察し、サステナブルな取り組みの中で生まれるAFB商品への理解を示されているような姿も見受けられました。

また、本展の出展者でアパレルの制作をしているファッション系の方々にもお立ち寄りいただき、多くの企業との連携で製作されたエココンシャスな生地に関心を寄せていました。「自分のアパレル製品を作る際の生地として使用したい」という声もいただくことができました。

お立ち寄りいただいた多くの方に廃漁網を活用し制作された商品を説明

AFBのプロダクトを見ていただいた方の中には「海ゴミを回収する活動があることは知っていたけど、それらから生地ができるとは知りませんでした。AFBが販売している商品はどれも質感が高く、生地はもちろんデザインとのバランスがいいですね。日常使いしたいバッグが見つかりました」と述べられた方もいらっしゃいました。期間中は展示されている商品の販売は行っていませんでしたが、「ぜひ買いたい」とお声がけいただき、ネット上で購入できることをお伝えしました。

(写真左)「おしゃれでとても機能的」と感想をいただいた「BEAMS GOLF(ビームスゴルフ)」のバッグ
(写真右)特にお子様連れから大好評だったアートフィアーによるランドセル「UMI(ウミ)」

未来へつながる手応えを感じたイベント

今回AFBのブースに立ち寄っていただいた方々は、廃漁網を回収する活動やそれを活用した生地、そして生産された商品に対する関心が高く、能動的に情報を集めようとされている印象でした。本展はハンドメイド作品を愛する方々が集うため、そもそもユニークなプロダクトに興味があるのはもちろんですが、世の中の作り手および消費者がサステナブルな取り組みに関心を寄せ、自らもアクションを起こそうとしている明るい兆しを感じることができました。

AFBでは引き続き本展のようなイベントを通じて、リサイクル生地や商品を広く周知し、海洋プラスチック問題や海洋環境保全に関心を持っていただけるよう活動を続けてまいります。