第1回NIKKEIブルーオーシャン大賞の大賞を受賞。企業と協働した廃棄漁網の利活用などが評価
Alliance for the Blue(以下、AFB)はこのたび、「第1回NIKKEIブルーオーシャン大賞」の大賞を受賞いたしました。12月5日(木)午前10時から東京日本橋で表彰式が行われました。また、授賞式後にはトークセッションも行われ、今後の意気込みなどをお話ししました。
大賞への選出理由として、廃棄漁網のアップサイクルを軸に、企業や地域を巻き込んだ包括的な取り組みが行われていることや、経済合理性がある高品質な商品(Product for the Blue)の販売、また売上の一部を藻場の再生へ活用する仕組みの構築を目指していることなど、日本財団様とのコラボレーションで推進してきた活動を総合的にご評価いただきました。
NIKKEIブルーオーシャン大賞の審査基準と講評
今年から新設された同賞は、海洋環境の保全、水産資源の適正な利活用に向けて取り組む企業、団体、個人などの公募プロジェクトの中から、気候変動、生物多様性保全、資源循環の対策に具体的に貢献しているかどうかの観点で、有識者による評価を行っているものです。
AFBは、大賞を受賞。ほか部門賞として、生物多様性部門で香川大学、資源循環部門はキミカ、気候変動部門は東京海上日動火災保険、審査員特別賞に宮城県漁業協同組合志津川支所が選出されました。
審査員の方からは、「海洋プラスチックごみの対策で、企業や地域を巻き込んだ包括的な取り組みをしていること、また、しっかりと商品の出口(販売先やイベント)を作っている実践的な取り組みが評価された」とご講評をいただきました。
また、廃棄物の再利用にとどまらず、 ネイチャーポジティブの観点から地域を巻き込んだ藻場の造成も行っている点や、100社近い企業および団体が関わっている点にも着目していただきました。
協働企業、日本財団の皆さまへの感謝
今回の受賞を受け、代表理事の野村は、「当社と共に活動を推進いただいた協働企業および自治体・漁業関係者の皆さま、そして設立時から共に企業間の連携活動やさまざまな挑戦に寄り添い、支援いただいた日本財団の皆さまに御礼申し上げます」と各関係者への感謝を述べ、「今回の受賞は、共に活動を推進いただいたさまざまな企業、団体、日本財団の皆さまを代表していただいたものと思っています。さらに連携を深め、恵み豊かな海を次世代に継承する活動を推進していきたいと考えています」と今後の意気込みを語りました。
今回の受賞を励みに、皆さまとの協働活動をさらに進めていきたいと考えております。引き続き、ご支援のほどお願い申し上げます。
参考:第1回ブルーオーシャン大賞決定 2024年11月26日(日本経済新聞)
NIKKEIブルーオーシャン・フォーラム – 東京(日経BP)