エコプロ2024に初出展。多様な来場者にAFBの活動を紹介
Alliance for the Blue(以下、AFB)は2024年12月4~6日、東京ビッグサイトにて開催されたSDGs Week EXPO2024「エコプロ」(以下、エコプロ2024)に初出展しました。エコプロには3日間で約6万3千人が訪れ、来場者や出展ご関係者の皆さまにAFBのことを知っていただく機会となりました。
廃棄漁網で作られた数々の商品や、再生ペレット、実物の漁網を展示
エコプロ2024には540社・団体が出展。AFBは、サステナブル経営推進機構(SuMPO)が企画したSX(Sustainability Transformation)ゾーンへ出展しました。SXゾーンは、社会と企業のサスティナビリティを進めるために必要な経営や事業変革を促す目的で企画されたもので、サーキュラーエコノミー、気候変動や生物多様性などの地球環境問題に取り組む官民など22団体が出展しました。
AFBは、そのうち「サーキュラーエコノミー」区画に出展し、小中学生や外国人留学生、環境問題を切り口に自社ビジネスの拡大を図る企業担当者様まで、幅広い方々にお越しいただきました。
AFBのブースでは、廃棄漁網をリサイクルした生地を活用して作成した商品(Product for the Blue、以下PfB)約50点や、30種類の生地、実際の廃棄漁網、再生ペレットなど、リサイクル過程を視覚的に理解していただくため、多くの展示物を用意いたしました。また、活動を紹介する動画の投影やパネル展示のほか、AFBの活動をまとめたパンフレットも配布いたしました。
特に、今回のエコプロ2024では、エコ素材を活用し製造された商品を展示しているブースは少なく、AFBブースに展示されている販売商品の豊富さや、BtoB企業を中心にリサイクル生地を活用したものづくりに関心を寄せている方が多い印象を受けました。
実物を前に、廃棄漁網のリサイクル生地や、商品ができるまでのストーリーを多くの企業の方に説明させていただいた結果、数社から商品開発を希望するお話をいただき、今後の協働につながる機会を多数いただきました。
トークショーなどでAFBの活動を紹介
SXゾーンに設置されたミニプレゼンステージで開催されたイベント企画にも参加しました。5日は、「アパレル・繊維業界の新たな挑戦!サーキュラーエコノミーの最前線」と題したトークセッションに参加。自社の活動を紹介するとともに、菅公学生服様、サンローズ様、カケンテストセンター様、ボーケン品質評価機構様とともにアパレル・繊維業界が目指すサーキュラーエコノミーについて、意見交換を行いました。
6日の午後には、プレゼンの機会をいただき、これまでの活動の成果や今後の取り組みについてお話しました。
「海ごみ問題」の解決を目指し推進している「廃棄漁網を活用した商品開発」について、さまざまな企業のハブになることで積極的に推進してきた経緯や、工夫した点などをご説明し、海のもう一つの課題である「磯焼け問題」を解決するために取り組む「藻場再生プロジェクト」についてもご紹介しました。
今回の出会いを機に、今後の展開を加速する
3日間、当ブースにお越しいただいた来場者や出展企業の皆さまは、サステナブル素材やプロダクトに関心のある方が多く、ターゲットを絞って的確な周知ができたのではないかと思っています。実際に、「ぜひ協働したい」と複数社からお声がけいただくことができました。このご縁を大切にし、ぜひ多くの商品(PfB)を開発・製造・販売につなげたいと思います。
2024年の出展はこれで最後となりますが、来年はさらに周知の機会を増やしていけるよう、取り組んでまいります。